インディカーとインディ500 環境配慮に向けた計画を発表
インディカー・シリーズとインディアナポリス・モーター・スピードウェイは、環境に優しいレースへと変わろうとしている。
同シリーズのオーナーであるペンスキー・エンターテインメントは4月22日、より環境に配慮した計画の実施を開始することを発表。5月のインディ500から導入するとしている。インディ500は5月29日開催予定だ。
レースに使用される車両はすべて電気自動車に引き継がれ、5月のレースで消費する全電力は、100%再生可能エネルギークレジットで購入される。
主催者らによると、観客側でも、レース場が金銭的に支援する予定の「グリーン・ツリーズ」という森林再生プロジェクトに寄付することで、カーボンフットプリントを相殺できる。
そのほかにも、5月に導入予定のイニシアチブとして、リサイクルの拡充やフードリカバリーなどの計画を用意している。また、再生可能品またはリサイクルプラスチックで作られた商品のみを扱う売店を、電気トラック内に設置する。
カーブデイに実施されるピットストップチャレンジでは、ファイアストン社のレース用グアユールタイヤ「ファイアホーク」を使用。8月のナッシュビルのレースでは新タイヤとして導入予定だ。ファイアホークにはグアユールという低木に由来する天然ゴムが使われており、主催者らによると従来のゴムの木より次の収穫までの期間が短縮できる。
アースデイに発表されたインディカーの長期計画には、グアユールゴムを使ったタイヤの使用率を高めることや、再生可能燃料を用いた輸送車を使うことなどが盛り込まれている。
Translated by t.sato via Conyac