日本は住みにくい?「外国人が暮らしやすい国」ランキング・トップ&ワースト10 居住者が評価
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◆ワースト6位:日本

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日本は総合47位で、52か国・地域中の下位グループに位置する。最大の弱点は海外生活の必須事項で、指数は最下位(51位)。現金なしで支払いにくいと感じる人が20%(世界平均8%)、オンライン行政サービスの利用環境に不満という人が35%(同21%)と、デジタルや行政の使い勝手が足を引っ張った。定住のしやすさも45位で、現地文化に慣れるのが難しいと答えた人は30%(同19%)に達する。
海外での仕事も43位と下位10に入り、労働時間への不満が25%(同17%)、ワークライフバランスへの不満が31%(同19%)、報酬が公平でないと感じる人が25%(同20%)と働き方のしんどさが示された。一方、個人財政は28位と中位で、生活の質は17位と上位に入る。治安の良さを実感する人が93%(同81%)、徒歩・自転車で安全に移動できるとする人が89%(同77%)と、暮らしの安全・快適さ自体は高評価だ。それでも、生活の立ち上げやすさと働き方、文化適応の壁が総合順位を押し下げた形になっている。
◆ワースト5位:ルクセンブルク

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ルクセンブルクは総合48位。生活の質は21位と中位上だが、余暇の選択肢が極端に弱く、余暇サブカテゴリで50位の下位3つに入る。文化やナイトライフに不満という人が36%(世界平均16%)、レクリエーションスポーツの機会に不満という人が18%(同11%)で、「やることが少ない」ことが大きな不満として表れた。海外での仕事は27位と悪くないが、仕事そのものに不満という人が26%(同16%)。
海外生活の必須事項は38位と低く、定住のしやすさも46位で、社会生活に不満という人が42%(同26%)、支えになる個人的ネットワークがないという人が35%(同24%)と孤立感が目立つ。個人財政は51位と最下位近くで、家計面の弱さも重なった。
