海外の人が感嘆する「日本の考え方・言葉」10選 桜梅桃李、生きがい、渋い
私たちが何気なく使っている日本語の言葉には、海外の人の胸を打つものがあるようだ。科学ニュースサイトのZMEサイエンスは、日本は最新技術で知られるとともに古くからの哲学を持つ国だと説明している。また、親日国としても知られるトルコのデイリー・サバ紙は、長寿国・日本の考え方をぜひトルコも取り入れるべきだと説く。「侘び寂び」は日本固有のコンセプトとして有名だが、意外にも「木漏れ日」などのワードも海外にはない表現となっているようだ。ここではそういった海外のメディアなどが注目して取り上げている日本の言葉を10個紹介する。
◆1.侘び寂び(わびさび)
仏教に由来する侘び寂びの考え方は、儚さや不完全さを認め、そこに未完成の美を見出す思考を表現したものだ。常に完璧とはいかない人生のなかで、完全を目指す重荷から解放され、未完成な自分を楽しむコンセプトとして海外で理解されている。
◆2.もったいない
食べ物を無駄にせず、限られた資源を大切に扱うという思想が宿る言葉だ。英語でもwasteful(無駄が多い)との言葉はあるものの、やはり「mottainai」はモノを大切にする日本で重視されているワードとして知名度が高い。