「国家ブランド指数」日本が初の1位に 全評価カテゴリでトップ10入り
◆ランキング集計外でもポジティブな印象
2023年調査ではさらに、国に対する「パーソナリティ特性」の質問が加わった。ランキングには影響しないが、回答者が調査対象国に対してどのようなイメージを持っているかを探るものだ。「信頼できる」「好意的」などポジティブな項目に加え、「傲慢」「うそつき」などネガティブな項目も用意された。回答者はこれら計17の項目に関し、当てはまると感じる3ヶ国を選ぶ。
集計の結果、日本はポジティブな「創造的」の項目で1位を獲得した。韓国、台湾が続く。同じくポジティブな「有能」の項目でも、日本は2位となった。この項目では1位はドイツ、3位は韓国となっている。一方、ネガティブな項目で日本が3位以内に入ったものはなかった。
日本以外の国の動向としては、ドイツが好調ながらも順位としては2位に下降、カナダはトップ3を維持、昨年6位だったイギリスが4位に回復などとなっている。アメリカは2020年の10位転落から今年は6位と回復基調、一方で2019年に2位だったフランスは今年8位の下降傾向にある。
あくまでイメージベースの調査ではあるが、上位諸国が入れ替わるなか、日本に対する世界的な印象は上昇してきているようだ。
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