世界の奇妙な花10選 赤ちゃんのゆりかごなどの「奇想天外な花」
◆3.モンキーオーキッド
花弁の模様がまるで猿の顔のように見える、珍しい花だ。その表情は個体によっても異なり、収集家たちの心をくすぐっている。
ペルーとエクアドルに自生し、標高1000~2000メートルの高地で見ることができる。季節を問わず開花し、オレンジにも似たさわやかな香りを振りまく。
◆4.ショクダイオオコンニャク
中心部に見えるのは葉が変型した仏炎苞(ぶつえんほう)で、これがロウソクのように見えることから「燭台」の名がついた。強烈な腐臭を伴うことから、俗に死体花とも呼ばれる。
花は大きく、高さ90センチほどにも達する。葉緑体を持たないことから光合成を行うことができず、宿主のブドウ科の植物に寄生して栄養分を摂取している。インドネシア、マレーシアなどの熱帯雨林で見られる。