エンポリオ アルマーニ:海辺の雰囲気を漂わせたコレクション
淡い色調のシャンブレーや色を抑えたサンゴのプリントなど、エンポリオ アルマーニのコレクションが夏ののんびりとした空気を運んできたようだ。それぞれのルックには、シンプルに楽しむことに立ち戻ろうという雰囲気が漂う。
肌ざわりのよさそうなシャツやベスト、ジャケットには、大ぶりのフラップサンダル、ハイネックもしくはアクセントのジッパー、そして流れるような動きのあるカーゴショートパンツやプリーツの入ったパンツがコーディネートされている。パンツには、裾からカジュアルなスリットが入ったデザインもある。
ドローストリングパンツや光沢素材のニットウェアなど、よりビーチらしいルックには厚底ラバースリッポンがコーディネートされた。一方で、白と黒のツートンカラーのスーツなど、より都会的で洗練されたテーラードルックの足元には黒の厚底シューズが合わせられた。
肌の色を問わずモデルたちは髪をコーンロウに結って登場した。ショーノートには「皮肉にも行き過ぎている」と記されたヘアスタイルは、コレクションのテーマである「都会にいても休暇の気分を楽しむためのたくさんのサプライズ」を詰め込んだバスケットバッグを表現しているのかもしれない。
楽しむことの必要性を強く訴えるかのようにレゲエダンサーがステージ中央へと躍り出て、ショーの幕が閉じた。
By COLLEEN BARRY AP Fashion Writer
Translated by Mana Ishizuki