マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン:陸上競技場がランウェイに
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マルセロ・ブロン氏は、自身のブランド「マルセロ・ブロン カウンティ・オブ・ミラン」の10周年を祝し、屋外での開放的なランウェイショーを陸上競技場にて開催した。
ロケーションは、ブランドのルーツでもあるストリートウェアとリンクしている。グラフィカルなピースサインが描かれたオーバーサイズのスウェットシャツからはじまったショーは、その後ほどなくして雰囲気を変え、パステル調のパッチワークが施されたジャケットにシンチウエストのパンツを合わせたユニセックスなセットアップを披露した。
ブロン氏は、コレクションを「大人のための都会的な定番アイテム」だと話す。
同氏が起用するモデルは通常よりも年齢層に幅がある。1人の少女が細やかなフェザーモチーフを施したダークスーツ姿で登場した一方で、グレーヘアの男性モデルは、調和の取れた配色にこだわらない色とりどりのパッチワークで作られたチュニックとパンツ、そしてスーツジャケット合わせたセットアップを着こなしている。
ブロン氏は「私は自分自身について、文化を超えて放浪する者であると常に考えてきました。クリエイティブでクールな人々が織り成すネットワークが広がる世界には、あらゆる年齢層、多様なバックグラウンドの人がいます。私は現代的なるつぼを目指していると言ってもいいかもしれません」と話す。
オリンピックで金メダルを獲得したイタリア人陸上選手のマルセル・ジェイコブス氏が、青色の作業用カバーオールを着てランウェイに登場した。ショーの終わりに行われたウィニングランはブロン氏の元へと続いた。
By COLLEEN BARRY AP Fashion Writer
Translated by Mana Ishizuki