ポール・スミス:レイヤリングと視覚効果をきかせたコレクション
パリ南東部で行われたポール・スミスのショーでは、フレッシュでセンシティブな作品がゲストを迎えた。
レイヤリングと視覚効果を2023年春夏コレクションのテーマに据え、イギリスの巨匠ファッションブランドの主力であるカラー、フローラル、スーツルックを基礎としたルックを披露。
美しいシルバーのコートのアンサンブルが、ゆったりと優雅にひらめく。ショートパンツでトレンドのプレッピースタイルが一転、ソックスとスエードのローファーが目を引いた。
ほかのルックでは、パターンでアンサンブルに躍動感を与える工夫もあり、穏やかな視覚効果の世界が広がった。
たとえばグラナイトカラーのチュニックシャツには、ジグザグに波打つような溝を施した生地が使われており、モデルの歩みに合わせて形を変えた。
By THOMAS ADAMSON
Translated by t.sato via Conyac