栄養満点! ブロッコリーの10の健康効果と4つのリスク
独特の食感が楽しいブロッコリーは、サラダやスープ、グラタンに炒め物やパスタまで、テーブルを彩る欠かせない野菜だ。栄養素の面でも頼もしく、含まれる成分がさまざまな健康効果をもたらす可能性がある。一方で、特定の薬と相性がよくないなど、注意すべきリスクも存在する。米総合医療機関のクリーブランド・クリニックや、英医療情報サイト『メディカル・ニュース・トゥデイ』は、がんリスクの低減や目の健康の向上などさまざまな効果とリスクを取り上げている。私たちの健康をサポートしてくれるブロッコリーをもっと知ってみよう。
◆健康効果1.がんのリスクを低減する
ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜には、細胞の損傷を防ぐ抗酸化物質や、がん予防に役立つとされる硫黄化合物のスルフォラファンが含まれている。また、研究によれば、ブロッコリーの成分であるインドール3-カルビノールは、強力な抗腫瘍特性を持つとされる。がん細胞の成長を抑制したり、アポトーシス(自然死)を促進したりする可能性があるこれらの成分は、特に生のブロッコリーやブロッコリースプラウトに豊富に含まれている。
◆健康効果2.肌の状態を良好にする
ブロッコリーに含まれるビタミンCは、体内のコラーゲン生成を助け、肌の健康をサポートする。ビタミンCは抗酸化物質としての特性があり、加齢によるしわなど、各種の皮膚ダメージを防ぐのにも役立つ可能性がある。また、ビタミンCが帯状疱疹や皮膚がんの予防や治療に役立つ可能性があることを示唆する研究も存在する。