過剰摂取は注意、カフェインの9つの悪影響 適量で期待できる4つのポジティブ効果
◆効果2.脳機能の向上
カフェインは血流に乗って脳へと運ばれ、脳内物質の生成に影響を与える。ドーパミンなどの分泌を促進し、ニューロンの反応を活発にする効果がある。結果、やる気の向上、気分の改善、疲労を感じにくくなるなどの変化が生まれる。記憶力の向上にもつながるなど、脳機能を高める作用も注目されている。
◆効果3.身体能力の向上
脳機能だけでなく、身体機能の改善にもカフェインは役立つ。摂取により血中のアドレナリン濃度が上昇するが、これは生存の危機に瀕したときに分泌される闘争・逃走ホルモンの一種であり、通常以上の力を発揮するのに役立つ。さらにカフェインは脂肪を分解して遊離脂肪酸に変化させ、エネルギーとして利用可能な状態にする。これらによって激しい運動に向けた準備が整い、パフォーマンスは平均で11%から12%ほど向上する(研究1、研究2)。