コレステロール、中性脂肪が高いなら避けるべき13の食品 脂質異常症を改善へ
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◆8.ファストフード

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ファストフードは高カロリーであるだけでなく、コレステロールの含有量が多く、トランス脂肪酸も多く含む傾向にある。心臓病、糖尿病、肥満など、各種慢性疾患のリスクを高める。
頻繁にファストフードを摂取する人は、コレステロール値が高く、腹部脂肪の蓄積が見られ、体内の炎症レベルが高い傾向にある。手軽に食べられる反面、長期的には健康に悪影響を及ぼすため、頻繁な摂取は控えるのが賢明だ。
◆9.揚げ物

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揚げ物は、コレステロールや中性脂肪が高い人がまず頻度と量を見直したい料理だ。最大の理由は「油の使用量が多く、脂質とエネルギーを一気にとりやすい」ことにある。脂質は種類に関係なく高カロリーで、油を多く使う料理を続けると体重増加や中性脂肪の上昇につながりやすい。さらに揚げ物に使われる油や衣には飽和脂肪酸が多いケースがあり、これはLDL(悪玉)コレステロールを上げやすい脂肪酸として注意が促されている。とくにとんかつ、から揚げ、フライドポテト、天ぷら、ドーナツなどは「油+衣(小麦粉やパン粉)」で脂質と糖質が重なり、脂質異常症の悪化要因になりやすい。外食や総菜の揚げ物はサイズが大きく、油の劣化や過剰使用も起こりやすい点で食べ過ぎに直結する。
完全に禁止ではなく「回数を減らし、量を小さくする」が現実的だ。選ぶなら、衣の少ない素揚げやオーブン焼き、エアフライなど油を減らす調理法に置き換える、付け合わせを野菜中心にして満腹感を補う、といった工夫が有効になる。油を使う料理を控えめにすること自体が、脂質異常症の食事療法の基本だと日本の栄養指導でも示されている。
