糖尿病患者・予備群にとって悪い食べ物、良い食べ物20選
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◆良い食品1. 葉野菜

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葉野菜(ほうれん草、レタスなど)は、糖尿病患者・予備群にとって「良い食べ物」の土台になる。最大の理由は、炭水化物が少ない非でんぷん野菜で、血糖値をほとんど上げずに量を確保できる点だ。同時に食物繊維が豊富で、食後の糖の吸収をゆるやかにし、血糖スパイクを抑える助けになる。さらにビタミン、ミネラル、抗酸化成分が多く、炎症や血管ダメージを抑える方向に働く可能性が指摘され、心血管疾患のリスクが高まりやすい糖尿病では大きな利点になる。
実際、緑の葉野菜の摂取量が多い人ほど2型糖尿病の発症リスクが低いというメタ分析もあり、予防の観点でも有望とされる。サラダやみそ汁、炒め物などで毎食取り入れ、油は少量のオリーブオイルなど良質な脂と組み合わせると栄養吸収も高まりやすい。
◆良い食品2. アブラナ科の野菜

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アブラナ科の野菜(ブロッコリー、カリフラワーなど)は、糖尿病患者・予備群にとって積極的にとりたい「良い食べ物」に入る。これらは非でんぷん野菜で炭水化物が少なく、食後血糖を上げにくい一方、食物繊維が豊富で糖の吸収をゆるやかにし、血糖スパイクを抑える助けになる。さらにアブラナ科特有のフィトケミカルであるスルフォラファンなどの抗酸化成分が、炎症や酸化ストレス、インスリン抵抗性に関わる指標を改善する可能性が報告されている。
近年の研究でも、ブロッコリーやケールなどの摂取が血糖管理に有利に働く示唆が出ており、予防段階の人にもメリットが期待される。ゆでる・蒸す・炒めるなど調理法の幅が広いので、主菜の付け合わせやスープで毎日の食事に組み込みやすい点も強みだ。
