世界の最も危険な空港10選 極端な立地、短く曲者の滑走路……悲惨な事故も
万全の体制で安全が確保されている航空の世界にも、やむを得ず危険な立地で運営している空港というものは海外に存在する。熟練パイロットさえ肝を冷やしてしまうほど、離着陸が難しい空港も多い。ここではそれらのなかから、印エコノミック・タイムズ紙や米フォーブス誌などのメディアも取り上げる特別な10の空港をご紹介したい。
◆テンジン・ヒラリー国際空港(ネパール)
ルクラ空港とも呼ばれ、ネパールの山中に位置する。エベレストへの玄関口としての役割を担う。離着陸の際には雄大な光景が広がり、エベレストを訪れる人々にとって最高の空港だ。
しかし、パイロットにとっては悪夢といって間違いない。滑走路はわずか1729フィート(約527メートル)で、飛行機が減速しやすいよう傾斜がかけられている。悪天候などでこれまで何度も事故が起きている。
◆ファンチョ・E・ヨラウスクィン飛行場(オランダ)
サバ島にあることから、サバ空港とも呼ばれる。長さ1300フィート(約400メートル)のその滑走路は、世界でも最も短い部類だ。
滑走路は崖のすぐそばにあり、サバ島の険しい地形に面している。着陸直前に急旋回を行うスリルある飛行を体験することになる。